Saturday 7 June 2014

酒徳利

 日程順に行くと、第二班の撮影に付き合ったのが終わった時点で打ち上げだったので、終わりですが、これからまだ言及していなかった作った色々なモノを個別にぼちぼち見ていこうと思います。

けっこう初期から、遊郭や、船長室などのセット用に、要るよと言われていたものの中の1つに酒徳利がありました。

資料を本棚から探したり、画像検索します。


バイヤー達が日本から調達してきたものの中に、多くの徳利もありましたが、、、





元禄時代に、電話番号はあかんでしょう。


買ってきた人も、使う人も、読めないから仕方ない。
ボスに伝えた上、そのまま使うな、という意味でマークしていく。


番号が見えないように、塗り直すことになった。

塗り屋さんから、できあがった連絡受けて見に行ったら、なんかコンクリートかセメントみたいな、けったいな色のうえに、のっぺりしすぎてないですか。瀬戸物か焼き物のはずでは。

もう一回塗ってもらって、その上に、汚れた感じを出してもらう。


字を書いていきます。

黒い水溶性のペンキです。

この上から、もう一度、汚れた風に塗って出来上がり。
いくつ書いたか忘れたけど、倉庫にあった、電話番号のは全部書き直した。



他にも徳利とか、焼き物にもリクエストがあって手を加えました。

また、ブダペストで撮った、出島での戦闘シーン。
徳利の出番がありました。
人の頭を殴ったらすぐ割れちゃう、特殊に作られたもの。よくあるやつ。それにも字を入れましたが、

ほんとに!すぐ!

割れるのです。書き終わって、普通に机に置いたら、
割れる。

意識して、そおっと置かないとだめだった。事前に説明を受けていたにも関わらず、作ってた人の真横で、3つくらい割った。さすがに最後はあきれられた。すいませんでした。でも面白かった。


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