Saturday 20 September 2014

看板としての戸 - 刀鍛冶

なんと呼ぶのか分かりませんが、こういう風に戸が看板代わりになっているお店屋が資料によくありました。屋号とか紋も入っていたようです。


呼び名が分からないで、調べるのに難儀しました。ウエツ村というキラの領地内にある刀鍛冶が多いので有名な村に、47人が武器を集めに行きます。そこの刀鍛冶の戸を書け、と、内装チームでなく、建物作ってるアート部門に言われました。

スタジオJ にある家に、と言われたので家を見に行きます。
覗き込む仲間たち。


よくできてます。これはでも違う家。スタジオの中で、内部での撮影が行われ、この家ごと野外に持ち出して、外側の撮影は行われました。


台本ではメインの刀鍛冶は、正業さんというウエツ村の刀匠。
大きい字を書くのは気持ち良いけど、時々離れて見ないとバランスが変です。これも一気に書ける太い筆がなかったので、レタリングのように、線を太らせるように書きました。つっこみどころが満載。


後で ‘aging’ がされて、家に納まります。かっこよく見える。

最初一軒でしたが、後日、あと2、3軒分くらい書いておいて、と言われます。ウエツ村には刀鍛冶が沢山居たようす。


倉庫にまっさらの障子が出来上がってます。

鍛冶屋さんだけでなくて、装飾する人や研ぐ人がいてもいいと思ってこうなりました。

地は紙でなくて、似た感触ですが雨でも大丈夫なスクリーンみたいなのです。ブラインドでよく使われてる感じです。それに水溶性のペンキ。
私の手持ちで一番大きい筆が手前に見えますが、やっぱりそれでも線が細かったので、これらもレタリングでした。

本編では、この前でカイがちゃんばらしてたので、背景としてよく写ってました。

刀鍛冶(刀匠、刀工)も大変興味深そうでした。刀身の種類も色々だし、装飾も鍔を始め、作ってる人が粋を凝らしてるのが楽しそうです。
ロンドンのV&A博物館にも鍔や刀身の展示があります。

室内は結局、本編では登場しませんが、内装チームがんばって飾り付けもしました。調べました。かなてこ、はさみ、カギフック、柄杓とか道具類に始まって、そして鍛冶屋には神棚が必ずあるのです。

神、仏に関する装飾のリサーチや、時には飾り付け自体をよく任されました。宗教に関しては母国人に任せておけ、という考えだったのか、、、。

お神酒入れやら榊がないから椿でとかの後、ご神体をどうするか。お宮さんみたいなのがないので、作るかまたは代替え案で、と話し合った末、お軸にすることに。


かける場所を確認した後、倉庫から適当な長さのお軸を探し、本体(絵。古くて破れてた)を剥がさせていただき、鍛冶屋または火の周りのカミサマ、天の御影の神、と書いて、貼って、エイジング。


お護りのお札も置いて、完了。この御前に榊(しきみ)ならぬ椿と塩とお水の入った白い器たちが並び、注連縄がはられる。
写らなくて残念だったけど、身近に神棚がなく育ったわりに、勉強になりました。

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