アコウ村のセットは大好きでした。
事務所から一番遠い、屋外のセットで、豊かな農村をイメージしてできていて、ホントに事前に稲も育てて、茅葺き屋根は専門の人たちが作り、縁側があって、座って作業してると、のほほんとしてしまう良い村でした。
彼らが刀を作ってもらいに行くウエツ村は隣にありましたが、廃れて捨てられた村の設定だったので、雰囲気が全然違いました。全体的に寒色です。
暖色のアコウ村では、干し柿吊るしたり、大根や菜っ葉を干したり、辻にあるお地蔵さんのお供えなど、色々字を書く以外にも手伝いました。
村の掲示板(お触れ等を貼っておく)を書く時に、お札があると良いな、と資料を見ながら考え、もっと資料を集め始めました。
朱印がバックにあって、お寺/神社の名前やご守護の文言が表にあるようです。
おもしろいデザインが多い。
これは熊野大社のもの。面白い!
シンボルの八咫烏が絵文字みたいになってて、不思議です。
宝珠の印があります。
印の部分だけ抜き出すことに。こういう印のデザイン大好きです。
印と、南無妙法蓮華経を合わせました。
無知でしたが、妙蓮華経のお題目は日蓮宗のもので、「髭題目」といって、普通の字のどこかのストロークを伸ばしたり、強調したりするようす。
赤穂に八幡さんは実在しますが、千穂という名ではありません。
黄みがかった紙にプリントしてみます。その上からまた「古く見える加工」をして出来上がり。右のは天狗にちなんで、鞍馬の印。
デザイナーから使用許可が出ます。
水という字、意外に難しいです。